経年美
歴史あるレンガ住宅を見て安堵感を覚えた事はないでしょうか。
レンガは経年美により建物に深みを与え、いつの時代の人からも愛着を持たれます。無垢材のフローリング、アンティーク家具、もしくは革製のバッグなど、年月が経てば経つ程にその味わいを増し後世に継がれて行くように。
白華(塩分)現象
白華現象とはレンガ中の成分や目地材の成分が雨等により表面へ移動し空気にふれる事で化学反応を起こし、白く粉を吹いたような状態になる現象で、レンガ住宅が一般的な海外の住宅展示場においては、白華現象は自然な事として認識されています。
気温の低い冬季や湿気の多い季節に発生する事があり、また日照の不十分な箇所に起きる可能性が高くなります。年月が経つにつれ白華を起こす成分がなくなると、次第に白華現象は起こらなくなります。
この白華現象は決して低品質で有る事を意味するものではなく、ましてや害でもありません。レンガやコンクリート製品に起きやすい自然な現象です。
洗浄
酸性、強いアルカリ性、または揮発性のある溶解液での洗浄の際には十分にお気を付けください。誤った洗浄方法や、洗浄用具は新たなシミ・汚れを作り出す恐れがあります。
塵
レンガを切る際に出る塵には、結晶状のシリカが含まれており、人体に有害です。個人使用などでレンガを切る時は必ず水を使用する石材用カッターをご使用頂きマスク等を装着する必要があります。